皆さん、こんにちは。大阪府摂津市を拠点に、地域密着でダクト工事を手掛けている有限会社伸晃興業です。
病院の運営において、昨今の電気代高騰による経費削減の重圧でお悩みの方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、24時間稼働する医療機関の電気代削減には、施設全体の消費電力の大きな割合を占める空調設備の効率化、特に「ダクトの気密性向上」が非常に効果的です。
この記事で得られる3つの重要ポイントは以下の通りです。
まずは全体像から押さえて、現実的なコスト削減への第一歩を踏み出していきましょう。
- 産業用電気料金の高騰と、医療機関における空調電力(34.7%)の負担増の現状
- 24時間稼働だからこそ効く、ダクトの経年劣化対策と気密性向上のメリット
- 病院でのダクト改修手順と、大学病院での施工実績を持つ専門業者の選び方
■ 病院の電気代が高騰する理由と空調設備が占める割合とは?

電気代の構造的な高騰を背景に、病院のランニングコストは大きく圧迫されています。まずは医療機関における電力消費の実態と、空調設備が占める割合を正確に把握することが省エネの第一歩です。
ここでは、最新のデータをもとに医療機関が直面している課題の背景を整理していきます。
・産業用電気料金の推移と構造的なコスト増
病院などの大型施設で利用される産業用電力は、近年かつてないほどのペースで高騰しています。経済産業省・資源エネルギー庁の公表データによると、2021年度の産業用(電灯・電力)電気料金は前年度比で7.6%の増加を記録しました。さらに、2022年度には燃料価格の高騰に伴い、約4割増という急激な上昇を示しています。
その後、一時的な価格の落ち着きは見られるものの、過去の水準と比較すれば依然として高止まりしており、一過性のコスト増ではなく「構造的な高コスト時代」に突入していると考えるべきでしょう。
このような状況下において、病院の利益を守り、質の高い医療サービスを継続するためには、これまで以上に踏み込んだ経費削減策が求められます。単なる節電の呼びかけにとどまらず、設備そのもののエネルギーロスを見直す抜本的な対策が必要とされているのです。
・医療機関における空調電力消費の実態(34.7%の壁)
では、病院内で電力を最も消費しているのはどの設備なのでしょうか。MRIなどの大型医療機器が多くの電力を消費しているイメージを持たれるかもしれませんが、実は「空調設備」が非常に大きなウェイトを占めています。
データによれば、医療機関における電力消費のうち、空調が占める割合は34.7%に達します。病院は、患者様の健康状態を維持し、感染症を予防するために、病室や手術室、待合室などで24時間365日、厳密な温度・湿度管理と換気を行わなければなりません。
そのため、どうしても空調を止めることができず、電力消費の約3分の1を空調が占める結果となります。言い換えれば、この34.7%を占める空調のエネルギー効率をわずかでも改善することができれば、全体のランニングコストに対して極めて大きな削減効果をもたらすことができるのです。
参照URL:
■ 24時間稼働の医療機関でダクトの気密性向上が省エネに効く理由は?

常に空調を稼働させる必要がある病院では、ダクトのわずかな空気漏れや圧力損失が、年間を通じて莫大なエネルギーロスに直結します。ダクトの気密性を改善することで、空調機への負荷を下げ、大幅な省エネを実現できます。
ここでは、なぜダクト改修が有効なのか、その仕組みと費用対効果について詳しく解説します。
・ダクトの経年劣化がもたらすエネルギーロスの仕組み
空調機が作り出した快適な温度の空気は、「ダクト」と呼ばれる金属製の配管を通って各部屋へと運ばれます。しかし、建物が古くなるにつれて、ダクトの継ぎ目を塞いでいるシール材が劣化したり、振動によってボルトが緩んだりすることがあります。
業界でも一般的に起こりうるケースとして、こうした経年劣化によるダクトの隙間からの空気漏れが放置されていることが少なくありません。せっかく適温に調整した空気が、目的地(病室など)に届く前の天井裏で漏れ出してしまう現象です。これが「気密性の低下」です。
空気が途中で逃げてしまうと、設定温度に達するまでに時間がかかるため、空調機はフルパワーで動き続けなければなりません。病院のように24時間稼働している施設では、この「見えない空気漏れ」によるエネルギーロスが毎日蓄積し、やがて無視できないほどの高額な電気代となって跳ね返ってくるのです。
・空調機本体の更新と比較したダクト改修の費用対効果
電気代を削減しようと考えた際、まず思い浮かぶのが「最新の省エネ型エアコンへの買い替え」かもしれません。しかし、病院のような大型施設で空調機(熱源機器)を全面的に更新するには、数千万円から場合によっては億単位の膨大な初期費用がかかり、長期間の工事による休診リスクも伴います。
そこで注目したいのが、「既存ダクトの補修と気密性向上」というアプローチです。これは、機械そのものを買い替えるのではなく、空気を運ぶ「通り道」を直すことで、現在の空調機の性能を100%発揮させる方法です。
ダクトの補修工事は、空調機の全面更新に比べて初期費用を大幅に抑えることができます。さらに、工期も短く、計画的に進めやすいため、費用対効果(コストパフォーマンス)の面で非常に優れた省エネ施策と言えます。空調機への負荷が減ることで、機械自体の寿命を延ばす効果も期待できます。
■ 病院向けダクト改修の手順と注意すべき失敗例とは?

実際のダクト改修は、精密な事前診断から始まり、病院の運営に配慮した施工計画が求められます。ここでは、施工のステップと、業者選びでよくある失敗例を解説します。
安全で確実な工事を行うための判断基準として、ぜひ参考にしてください。
・現地調査・ダクト診断から施工完了までの流れ
ダクト改修を依頼する際の基本的なステップは以下の通りです。
まずはお問い合わせいただき、専門の技術者が現地調査に伺います。図面を確認しながら実際のダクトの劣化状況や空気漏れの箇所を特定する「ダクト診断」を行います。
診断結果に基づき、どこをどのように補修すれば最も効率よく省エネ化できるかをご提案し、お見積もりを提出します。内容にご納得いただければ、病院の診療スケジュールに合わせて無理のない施工計画を立案します。
実際の施工では、天井裏の補修作業やシーリングの打ち直しを行い、最後にしっかりと空気が流れているか、漏れがないかを確認するテストを実施して完了となります。
・【注意点】病院の稼働を妨げる施工計画の失敗例と対策
医療機関での工事では、一般的なオフィスビルとは異なる特有の配慮が必要です。医療機関の施工で一般的に起こりうるトラブルとして、「工事の振動や騒音、粉塵が診療の妨げになってしまう」というケースがあります。
事前の打ち合わせが不十分な業者に依頼してしまうと、手術室や精密機器(MRIなど)の周辺で予期せぬ振動を発生させたり、養生が甘いために天井裏のホコリが院内に舞ってしまったりする失敗例が後を絶ちません。
こうした事態を防ぐためには、病院での施工実績が豊富な専門業者を選ぶことが重要です。徹底した養生(汚れやホコリを防ぐシートなどの設置)と、音の出る作業を休診日や夜間に振り分ける柔軟な対応力が求められます。大学病院などでの大規模な施工実績がある業者であれば、こうしたリスク管理にも長けているため安心です。
まずはお気軽にご相談ください。
■ よくある質問
ダクト改修について、病院・医療機関のご担当者様から寄せられる疑問にお答えします。
・診療や入院患者への影響を抑えて工事することは可能ですか?
可能です。医療機関での工事では、事前に綿密な打ち合わせを行い、音や振動の出る作業の時間を調整したり、厳重な養生を行ったりすることで、業務への影響を最小限に抑える施工計画を立てます。大学病院などでの厳しい基準をクリアした施工実績を持つ業者が対応いたしますのでご安心ください。
・ダクトの気密性向上でどれくらいの電気代削減が見込めますか?
施設の規模や現在のダクトの劣化状況によって異なりますが、24時間空調を稼働させる病院では、空気漏れを改善するだけで空調機への負荷が大きく下がり、年間を通じて確実なコスト削減効果が期待できます。まずは詳細なダクト診断をご検討ください。
■ まとめ
電気代高騰が続く中、医療機関の省エネ対策として、消費電力の約35%を占める空調設備の効率化は急務です。初期費用を抑えつつ確実な効果を上げるために、既存の空調ダクトの気密性向上や改修をぜひご検討ください。
有限会社伸晃興業は、大阪府摂津市を拠点に関西一円でダクト工事を手掛けるプロフェッショナル集団です。大学病院や大型施設でのダクト工事一式の実績を多数持ち、登録ダクト基幹技能者や1級建築板金技能士などの有資格者が、安全かつ高品質な施工を提供します。
「病院の電気代をなんとか削減したいが、空調機の全面入れ替えは予算的に厳しい」とお悩みのご担当者様。まずは既存ダクトの空気漏れや劣化状況を把握する「ダクト診断」から始めてみませんか?大学病院での施工実績を持つ有限会社伸晃興業が、最適な省エネプランをご提案します。

